2014年3月22日から24日に香港のComix Home
Baseにて国際会議Modern Women and Their Comics:
Changing Local Identities from the 1960s to the
2000sの企画・運営を行った。研究代表者・分担者・協力者とCFPにて参加した研究者による研究発表15本と香港のコミックスアーティストWai
Chun Theresa LEEと香港芸術中心のConnie LAM、Stella SOによるアーティスト・トークを行った。
(共催)Women’s MANGA Research Project (JSPS KAKENHI Grant Number 24320047)
& Hong Kong Arts Centre Joint International Symposium
2013年12月23日に、北九州市マンガミュージアムにおいて「少女マンガが社会批
評する!?——萩尾望都の『なのはな』を中心として」と題する九州マンガ交流部会第30回シンポジウムをおこなった。。パネリスト3名、濱野健(北九州市
立大学准教授)、ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学教授)、大城房美(筑紫女学園大学教授)、司会 表智之(北九州市漫画ミュージアム専門研究員)。
企画・運営を担当した。少女マンガというジャンルを牽引してきた萩尾望都の311(東日本大震災)を題材とした問題作『なのはな』を中心に、少女マンガと
その社会批評性について討議を行った。共催:女性MANGA研究プロジェクト。
日本マンガ学会のHPも参照
2013年7月20日に、北九州市漫画ミュージアムにおける日本マンガ学会第13回大
会のパネル1で、「MANGAが女性化する?!ーフィリピンを中心として」と題するシンポジウムをおこなった。パネリスト4名、フィリピン漫画家Ace
Vitangcol、Tricia Santos-Fermin (大阪大学)、Karl Ian Cheng Chua(Ateneo de
Manila University)、長池一美(大分大学)、コメンテイターとして漫画家えすとえむ、Aceの通訳として濱野健(Western
Sydney
University)を加えた計6名のパネルを企画・運営、司会を担当したフィリピンにおけるマンガやコミックスについての歴史かつ現状についての報
告・分析を行いつつ、女性マンガ文化がもたらす東アジア文化の可能性について考察した。共催:日本マンガ学会、北九州市漫画ミュージアム、女性MANGA
研究プロジェクト。
日本マンガ学会のHPも
参照
2012年3月21日から4月15日に、ハノイ市の国際交流基金ベトナム日本文化交
流センターにて、「女性とマンガ:日本を超え繋がりゆく文化」と題する国際会議を共催しました。
イベントの詳細はこちらから→ベトナム語版フライヤー、英語版フライヤー。
2012年1月28日に北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」にて、『東アジアの
若者はいま――日本のマンガ文化を中心に』と題したフォーラムを開催しました。
フォーラムの詳細はこちらか
ら。
最終年度は本プロジェクトの成果の公表に重点を置き、出版と国際会議を中心に研究活動を行った。また、HP
を日本語と英語のバイリンガルとした。
(1) 出版:ベルント・大城は、研究協力者Cheng Tju Lim と、2
年目にシンガポール国立大学で開催した国際会議を特集“Women’s
Manga Beyond Japan”として、米学術雑誌International Journal of Comic Art
に編集・掲載(論文13
本)。この出版は、本プロジェクト活動のグローバルな周知に貢献した。
(2)調査・研究: 7 月英国:大城は、ロンドンでManga Shakespeare を出版したSelf Made Hero
社を訪問、編集主幹EmmaHailey
とミーティングを行った。吉原はプラハにて、シェイクスピアとマンガによるポップ・カルチャーの融合をテーマとしたGlobal Spin-offs
を司会,発表。ベルントは、研究会議「『女性マンガ』という視座 マンガ研究科の5 つのタマゴたち」を開催。9 月:ベルントは韓国富川にて第3
回国際漫画会議を開催。1
月:大城は「東アジアの若者は今——日本のマンガ文化を中心に」を開催。2 月:中垣は、「研究会議
変貌する米国コミックス事情の最前線」を開催。大城は、オハイオ州立大学Billy
IrelandCartoon Library 、New York PublicLibrary
を調査訪問。また、ユダヤ女性コミックス展覧会を巡る国際会議を開催したコロンビア大学のKaren
Green を訪問し、Butler Library のコミックス・英語翻訳漫画の所蔵状況を確認。
(3)国際会議の開催:3
月ハノイ:国際交流基金より日本文化助成を受け、ベトナム日本文化センターと福岡県との共催で、「女性とマンガ:日本を越えて、繋がる文化」(Women
and Manga: Connecting With Cultures Beyond Japan)を開催。展覧会とワークシ
ョップはベトナム日本文化センターが、国際会議は本プロジェクトが中核となった。ハノイ女性博物館で、ベトナムの研究者や学生を含め、英語/ベトナム語/
日本語の多言語で行われた国際会議は、本研究の総括の場となった。
2011年2月21~23日にかけてシンガポールにて、シンガ
ポール国立大学とJapan Foundationとの共催にて、国際会議を開催しました。
イベント概要はこちら(English)、
詳細はこちら(PDF,English)から。
2010年12月19日に開催された公開講座「萩尾望都の世界
——文学とアート、そして共生するジャンル」に共催しました。
講座内容はこちらか
ら。
2010年12月10日から12日にかけて開催されたシンガポー
ルコミックスコンに参加しました。
Singapore Comic Con
各研究者が各領域の調査を継続。その総括の場として女性MANGA
研究についての国際会議をシンガポールで開催し、HP を開設した。
(1)調査:8 月韓国(ソウル):吉原・大城は、1980 年代より執筆活動を続ける純情漫画家ウオン・スヨン氏にインタビューを行う。10
月ドイツ(ケルン+ライプチヒ):ベルントが中心となって企画した世界国際漫画会議(ケルン)に大城・ベルント、研究協力者が出席・研究発表、ライプチヒ
大学では、若手研究者を中心とした研究発表会が行われた。12
月シンガポール:大城は2 月の国際会議の準備も含め、コミックコンの学術会議部門にパネルチェア、及び研究発表者として出席。
(2)アメリカ/日本/アジアという多国籍的視点を備えた本研究課題のもと、欧米・アジアの文化交流の中核に位置するシンガポールにて、シンガポール国立
大学と国際交流基金との連携により、研究者・アーティスト双方による女性国際マンガ会議
“Women's Manga Beyond Japan: Contemporary Comics as Cultural Crossroads
in Asia”を3 日間にわたり開催。基調講演者として、コミックス研究の第一人者John A. Lentを招聘。Lent は30
年にわたる研究活動から、女性とコミックスの現状を解説。それに続き、女性とマンガをテーマにした研究発表(2
日間)を行い、最終日は女性アーティストによるシンポジウムで締めくくった。アメリカ、ドイツ、ベネズエラ、日本、韓国、台湾、インドネシア、カンボジ
ア、マレーシア、フィリピン、タイ、シンガポール、と国境を越えて集まった多国籍の参加者たちによって、活発な議論と意見交換がなされた。
(3)2011 年3 月、「女性MANGA 研究プロジェクト」のタイトルで、ホームページ開設。
2010年2月14日「SHE DRAWS
「女性」が描く:コミックスを描く女性たち原画展バレンタイン研究会」を開催。
詳細はこちらか
ら。
2009年12月から3月、 展覧会「She Draws Comics」を開催。
※ 展覧会の主催:京都国際マンガミュージアム。企画/監修/共催:女性MANGA研究プロジェクト。
2009年12月、国際学術会議「世界のコミックスとコミックス
の世界 グローバルなマンガ研究の可能性を開くために」に共催・パネル参加。
詳細はこちらか
ら。
研究初年度は、日本/欧米/アジアにおける女性コミックス/MANGA文化に関わる資料・文献収集を行いつつ、研 究会/学会/イベントに参加し、研究発表や特別講演を行い、国内外の研究者や作家と交流/連携を深め、情報交換/収集の場を構築した。特に台湾・アメリ カ・ヨーロッパでは、主要な出版社と作家にインタビューを行い、現在の状況を各研究者が確認した。また本共同研究を「女性MANGA研究プロジェクト」と して次の4点の活動を行った。
(1)「コミックスを描く女性たち/アメリカ女性アーティストの100年」展を開催(2009年12月17日〜 2010年3月7日)。京都国際マンガミュージアムギャラリー1、2で、アメリカ女性コミックス作家による原画を54点展示。オープニングでは、コレク ションの所有者であり、アメリカ女性コミックス研究の基盤をつくったトリナ・ロビンスを招聘し、少女マンガ作家竹宮惠子とロビンスの対談を行った。
(2)国際学術会議「世界のコミックスとコミックスの世界 グローバルなマンガ研究の可能性を開くために」に共催 し、企画協力。世界各国から研究者を招聘したこの会議は日英バイリンガルで開催された。「セッション1:少女マンガ、女性コミックス〜ジェンダーとジャン ルをめぐって」を担当。会議期間中にはロビンス、ウォン、小野耕世(評論家)、との研究会も行った。
(3)(1)の原画展覧会カタログを作成。国際会議に参加した研究者や主な研究機関に配付。この展覧会カタログは、 共同研究者と研究協力者小野耕世の分担執筆によるアメリカ女性コミックス史に関する論文、年表、ロビンスのエッセイと全ての展示作品の原文と日本語訳・解 説を掲載しており、今後のアメリカ女性コミックス研究の基盤を提供している。
(4) 展覧会期間中に「SHE DRAWS 「女性」が描く:コミックスを描く女性たち原画展バレンタイン研究会」を開催。MANGAのグローバル化と「女性」をテーマに、比較文化的な視点から討議 を行った。この研究会は、私たち自身の研究の初年度の総括の場ともなった。