(2022/3/20開催)公開研究会:異文化を繋ぐマンガの力――女性と自由・規制・国際

日本マンガ学会九州マンガ交流部会第69回例会 & 第10回女性MANGA国際会議(オンライン開催)

公開研究会:異文化を繋ぐマンガの力――女性と自由・規制・国際

日時:2022年3月20日(日) 14:00-16:00
会場:オンライン開催(Zoom)
参加:無料
※日本マンガ学会の会員ではない方も参加できます。

参加方法
※以下の登録フォームにお名前とメールアドレスをご記入の上、「登録」ボタンを押してください。
追ってZoomの招待URLをお送りします。
参加登録フォーム

【企画趣旨】
21世紀初頭に日本マンガのグローバル化が始まって以降、早くも20年が経過しようとしている。日本文化は、オタク、かわいい、コスプレ、BLといったそれまで海外になかった言葉とともに、国外進出を果たし、世界のエンターテインメントと牽引してきた。
さらに日本に限らないMANGAが各地に芽生え、SNSやネットを通して拡散し、その有り様はまさに表現の自由を謳歌しているといえよう。
ここで、異文化間をまたぐ文化としてのMANGAについて、わたしたちは次の問題提起をしたい。
概して肯定的に受容されてきたように思われるMANGAはどのように異文化との差異を克服したのか。さらに今後も異文化を越えて表現の自由を牽引していくためには何が必要なのか。
20年というひとりのこどもが大人になるのに充分な時間経過を経た現在、改めて文化の差異について問い直すため、本プロジェクトでは、MANGA文化に関わる作家、研究者、ミュージアム関係者、などに取材を試みている。
コロナ禍にあり海外渡航ができないというハンデに見舞われながらも、MANGAと表現の自由を中心に掲げ、自由な創作活動とはなにか、そしてその自由はどのように表現され実現されてきたのかなどを問いながら、多くの協力を得て、オンラインで国内外の取材を重ねた。
本会議開催により今年度の成果として得た知見を参加者の方々と共有し、更なる討論を経て、今後も続くわたしたちの表現の自由への探求に繋げてゆきたい。

【スケジュール】
14:00-14:45 第一部 女性とMANGA
大城房美(筑紫女学園大学) マンガの自由と女性:少女マンガの参加者は誰だったのか?そして誰なのか
長池一美(大分大学) 東南アジア女性コミックスアーティストが語る「表現」の自由と可能性
杉本バウエンス ジェシカ(龍谷大学) 規制された中できること—東南アジアマンガの専門家とのインタービューでみえてきたこと

14:45-15:00 休憩

15:00-15:40 第二部 規制とMANGA
濱野 健(北九州市立大学) 「規制」とは何か:作品のコード化をめぐる比較社会学的考察
竹内美帆(筑紫女学園大学人間文化研究所) マンガに関するリテラシー教育における公的教育機関・ファシリテーターの役割
ガルブレイス パトリック(専修大学) 「子供を思想から守る」は、誰を何から守っているのか?

15:45-16:00 休憩

16:00-16:30 質疑応答フォーラム

16:30 終了

【お願い】
・参加者の方はマイクをミュートでお願いします。
・報告の録画や写真撮影、画面キャプチャー等はお断りしています。

【お問い合わせ】
濱野健(北九州市立大学):hamano@kitakyu-u.ac.jp

共催
日本マンガ学会九州マンガ交流部会
女性MANGA研究プロジェクト【女性MANGA研究: 主体性表現と規制ー異文化を繋ぐ(科学研究費補助金基盤研究(B)課題番号20H01225)】